ヘルペスが顔にできる時は、ヘルペス1型(HSV型)に感染していることが多いです。ヘルペス1型は、上半身に発症するタイプのヘルペスです。多くの人がこのタイプのウィルスを体の中にもっています。「風邪の花」「熱の花」と呼ばれている、風邪などで熱が出た後にでるのもヘルペスウィルスの仕業です。
顔にできるヘルペス1型ウィルスは、海外では「愛のウィルス」とも呼ばれています。ヘルペス1型に感染し発症すると、顔(唇・目・鼻・頬・おでこなど)や腕、首、背中、胸、お腹などさまざまなところにヘルペスができます。
ヘルペスウィルスは、健康な時でも体の中に潜伏し、風邪などで免疫力が低下した時に、再び顔にヘルペスができたりします。ヘルペス1型ウィルスは、上半身の神経節に潜んでいます。
唇など、顔にヘルペスがある人の患部に接触すると、ペルぺスが感染する可能性があります。また、タオルや食器などから感染することがあるので、他の人に移さないためにも、タオルなどは別々に使いましょう。ヘルペスがある母親が赤ちゃんにキスをするのも、感染原因になるので、赤ちゃんに辛い思いをさせないためにも控えるように注意して下さい。ちなみに、タオルなどの綿素材にウィルスがついた場合は、ウィルスの生存時間は1時間です。プラスチックなら3時間と言われています。感染力がとても強いので、タオルなどは煮沸してから日光に当てて乾燥させると良いです。食器は洗剤を使って洗いましょう。
顔にできたヘルペスは、自分にも新たに感染するので、患部に薬を塗った指などは、すぐに洗い流してください。特に、目に感染してしまうと、角膜ヘルペスになってしまう危険があるので注意しましょう。角膜ヘルペスは、失明する危険性もある恐ろしい病気です。ですので、コンタクトレンズを唾液で濡らしてつけるのは、絶対にやめましょう。
子供がまだ新生児の場合には、母親の顔などにヘルペスがあると、「新生児ヘルペス」を引き起こしてしまうばあいがあるので、発症した人は近付かないようにしたほうが良いです。授乳も完治するまではしないのが原則ですが、どうしてもという場合は、手洗いやマスクをするなどの対処が必要です。
ヘルペスが顔などにできた時には、できるだけ他の人との接触を避けましょう。もし、ヘルペスウィルスに感染していない人が、初感染をした場合は、発症しない人もいますが、発症した場合は症状が重くなる傾向があります。