ヘルペス神経痛とは、日本人の6人に1人が一生の間ににかかると言われる病気の帯状疱疹のことなのです。
帯状疱疹と呼ばれるヘルペス神経痛は、皮膚の異常に気付いた時には放置せずに、早期にしっかりと治療を行いますと、ほとんどの場合は完治するのですが、気付きても放置したままにしたり、治療せずに無理をしたりしてこじらしますと、激しい神経痛などといった後遺症が残ってしまい、長い間、苦しみ続けることになりますので、早期発見しましたら、必ず早期治療が大切なのです。
ヘルペス神経痛の帯状疱疹の症状は、まず、皮膚がピリピリした感じや、鈍い痛みから始まります。そのときに、かゆみを伴う事もあります。そして、痛みは強くなっていきます。
その後は、4~10日くらい経ちますと、身体の左右のどちらかに1本の神経に沿って、赤いぶつぶつとした発疹や、小さい水疱が帯状に出現します。最初のうちは、虫刺されかと勘違いするような発疹や水疱です。そして、身体の片側にだけ出るのです。このヘルペス神経痛が現れた皮膚症状としましては、発赤→水疱→膿胞→ただれ→かさぶたの経過を辿ります。この発疹は、痛みを持つもので4~5日続いて、その後はだんだん赤みが薄くなっていき、通常の場合では3~4週間で治ります。一般的には、痛みのピークとしましては、発症後2週間前後くらいでして、痛みのために夜も眠れないこともあります。
ヘルペス神経痛の帯状疱疹の好発部位としましては、まず、肋間神経の走行に沿って痛みが起こります。つぎに、顔面のまゆ毛の上の三叉神経第1枝領域と、その他全身どこでも起こりまして、顔面に起きた場合には特に注意してください。顔面神経麻痺によって、顔が歪んだり曲がったりしてしまう人がいます。
そして、このヘルペス神経痛の帯状疱疹は、50歳以上における高齢者ほど後遺症を残す率が高くて、治療が遅れてしまったり、治療が充分でないと、皮膚の症状は綺麗に治っても、痛みが残ってしまうことがあります。これが、帯状疱疹後神経痛と言われているものでして、体中を電気が走るようだ、とか、焼けるような痛みが体中に感じる、とか様々な表現がされます。しかし、不思議と寝ている間には感じないという特徴があるようです。
ウイルス感染によっておこる炎症性疼痛であります「帯状疱疹痛」に対して、「帯状疱疹後神経痛」とは、神経変性による疼痛であると言われています。
この帯状疱疹後神経痛は、数か月から数十年以上も痛みが続くことがあります。帯状疱疹後神経痛への移行としましては約10%程度ですが、70歳代におきましては程度の差はあったとしても、50%以上の人たちが神経痛に悩むことになると言われていますし、稀にですが、脳炎、髄膜炎、直腸障害が起きてしまい、死亡する事がありますので注意してください。