口唇ヘルペスは、初感染と再発の場合では症状が異なります。しかしこのことは意外に知らない人が多いのではないでしょうか。特に大人になってから初めて感染する場合では、口や唇の周りに5mmくらいまでの水泡がたくさんでき、発熱したり、首の周りのリンパ節が腫れるなどの比較的重い症状がみられます。ヘルペスウイルス中の単純ヘルペスというウイルスが原因なのです。60歳代以上の日本人では、多くの人がこのウイルスに感染しているといわれています。
しかし、感染しても症状が必ず現れるわけではなく、単純ヘルペスを持っていることに気づかない人もたくさんいます。そして、再発の場合では、少ない水泡で比較的軽症ですみます。症状は4段階に分かれていて、約10日~2週間ほどで回復するでしょう。聞きなれない名前の口唇ヘルペスですが、発症頻度の高い病気の一つなのです。口や唇のまわりに小さな水泡の水ぶくれができるのが特徴です。俗にいう「熱の華」や「風邪の華」などですが、若い人ほど感染者は少なく、20~30歳代でもその半分の人が感染していると考えられています。
最初は前兆を感じるでしょう。水泡が出現する前に、チクチク、ムズムズ、ピリピリといった違和感やかゆみなどを口や唇の周りに感じます。何度か再発を繰り返している人は、前兆がわかるようにもなります。患部に直接触れたり、唾液を介すことで感染します。子供の頃に親子の間の接触で初感染することもありますが、症状としては現れないこともあり、もしも現れた場合でも軽症ですむことがほとんどです。しかし、このウイルスに大人になってから初めて感染すると、重症化しやすいことがわかっているのです。
前兆を感じてからだいたい半日くらいの間で患部が赤く腫れてきます。ウイルスが活発に増えてきている作業が行われていると考えられ、この初期段階の早い時期から治療を始めると効果的です。 そして、前兆を感じてからだいたい3日くらいまでの間に水泡ができます。数時間から数日のうちに水泡は破れ、中からさらっとした液が出ます。破れたところを触るとウイルスがついてしまいますのでもしも触った場合は、すぐに手を洗いましょう。