ヘルペスは実は人間だけがかかる病気ではないのです。魚類の鯉という魚にも実は感染するのです。正確には鯉ヘルペスとは、「コイヘルペスウイルス病(KHV)」といいます。では、鯉のヘルペスとはいったいどのようなことなのでしょうか。コイヘルペスウイルス病は、マゴイとニシキゴイだけがかかる病気で、死亡率はとても高い病気なのです。コイ釣りをする方はたくさんいらっしゃると思いますが、そういった方に注意があるのです。川や海や湖や溜池にコイを放流することは禁止されました。
さらに、川や湖、溜池などにおいて、釣ったコイを持ち出すことが禁止されましたので、コイは持ち出さずに必ずその場で再放流しなくてはいけません。 鯉ヘルペスの症状としては、動きが鈍くなったり、えさを食べなくなることが多くなるのですが、特徴的な症状は見られず、今現在で有効な治療法はありません。ですので、コイを飼育している方は、川や湖などに放流してはいけないのです。KHV汚染水域のコイや、その水との接点がなければコイはKHVに感染することがありません。鯉ヘルペスが感染する経路は、鯉から鯉へ感染するもので、他の魚には感染しないのです。
そして人体への感染はみられていなく、仮に感染している鯉を食べたとしても人には影響はないことが判明しています。これは、30℃以上では鯉ヘルペスウイルスが増殖することができないため、それを超えている人体の体温での生存が困難であるからです。平成15年10月に茨城県の霞ヶ浦でこのコイヘルペスウイルス病によるコイの大量死が発生し、近年では様々な場所での水系の一部でも確認されました。このコイヘルペスウイルス病が全国に広がった場合、川や湖でコイが大量死する可能性があります。
そこで、この鯉ヘルペスを防止するため、コイの放流が禁止さたのです。川や湖へコイを放流してはいけなくなったのです。そして、コイ以外の魚を放流するときも、放流魚の放流先がKHV汚染水域でないかを確認する必要があり、水を介した感染が生じないようにKHVの侵入防止に努めなければいけません。こういった対策が今後とても重要になってくるのです。