口のほくろがある人はよく見かけます。テレビや雑誌などを見ると、芸能人や有名人にもたくさんいます。
口のほくろだけではありませんが、ほくろが出来る原因はみなさんもご存知でしょうが、やはり紫外線にあるといわれています。
新生児(生後一ヶ月以内の赤ちゃん)は、紫外線を浴びたことがないのでほくろはほとんどありません。あるのは、紫外線ほくろではなく、黒い痣なのです。毎日、少しずつ紫外線を浴び続けることによって、2~3歳になってくると、だんだん皮膚の表面にほくろが出てくるのです。
紫外線が私たちの皮膚に当たることによって、紫外線を吸収するので、皮膚にメラニン色素が出来てしまいます。このことが、日焼けといわれるものです。そして、このメラニン色素は、皮膚が必要以上の紫外線を浴びてしまうことによって、傷ついたりあるいは破壊されたりするのを防いでくれるのです。
しかし、メラニン色素があっても、紫外線を大量に浴びてしまうと、遺伝物質のDNAが損傷を受けるので、皮膚で作られているメラニン色素の量と種類が変わってきてしまうのです。それは、メラニン色素を作っている細胞が働きすぎてしまい、必要な分より多くメラニン色素を作ったり、メラニン色素形成細胞が傷ついてしまい、誤作動を起こすのです。そうなると、皮膚は日焼けだけでは終わらずに、メラニン細胞やメラニン色素が増えすぎてしまいます。このような状況下によって、肌には、ほくろ(黒子)やしみが、出来るのです。
紫外線は害だけがあるわけではありません。ビタミンDを作ることを助ける働きがあるので、紫外線を少量を浴びることは、体に害ではなく、必要なことなのです。
しかし、現在においては、環境破壊がどんどん進んでいて、オゾン層が薄くなってしまい、以前とは比較にならないほどの大量の紫外線が地表に降り注いでしまっています。そのために、健康のためにとほんの少しだけ日光に当たるだけのつもりが、予想を上回るような紫外線を浴びてしまい、身体の中で高い位置にある顔の中心、とくに鼻や口のほくろが出来きやすいということにまで繋がってしまうのです。
口のほくろは、外側だけではなく、口の中にもほくろができることがあります。それは、口の中にもメラニン色素を作る細胞がありますので、ほくろができます。
口のほくろは、他の皮膚にできるものに比べると輪郭があいまいになることが多いようです。色は、青みがかかったような濃い褐色や黒色で、形としては平たいものが多くて、盛り上がったとしてもほんの少しのようです。
粘膜にできているほくろは、他の場所にできるほくろに比べて注意が必要であるとされていまして、もしも、短期間で大きくなってしまったり、数が増えるなどがありましたら、がんの疑いもありますので、皮膚科を受診したほうがよいでしょう。