メラノーマといって悪性黒色腫や基底細胞がんですが、これらはほくろやシミと間違われやすい皮膚がんなのです。メラノーマは、皮膚がんのなかで一番悪性度の高い病気なのです。早期の場合は比較的平な形状で、手や足の裏にできることが多いものです。基底細胞がんは、皮膚がんのなかで一番よくみられるガンで、顔や頭に多く出来ほくろのように盛り上がっているので、ほくろと間違える人が多くいるのです。これまでの皮膚がんは、皮膚科などの専門医が肉眼で見て、その特徴から悪性かどうかを判断していたのですが、早期の発見などは、肉眼で見ただけでは判断が難しいことも少なくありません。
その場合、ほくろの一部を切り取って調べる「組織診」という検査方法が行われるのです。近年では、皮膚がんの治療で最も注目を浴びているのが、「ダーモスコピー」という治療器具です。この器具を使えば、まぎらわしいシミやほくろが悪性かどうかを、正確に区別することができるようになったのです。ダーモスコピーを使用することで、悪性のほくろの早期発見が出来るようになり、組織診をしないでも診断がつく場合が増えることも期待されているのです。ダーモスコピーは、病変を10~30倍にも大きくすることが出来る拡大鏡の種類のひとつで、偏光フィルターやゼリーを使うことで皮膚の表面の乱反射する部分を取り除くことが可能なのです。
これを行うことで、肉眼では判断出来なかった皮膚の内側の構造がかなりわかるようになるのです。たとえば、ほくろやくすみやシミの場合、指紋のくぼんだところに強い色素沈着がみられますが、これが悪性の場合になると指紋が前に出ているところに強い色素沈着がみられるのです。また、ダーモスコピーはほくろやくすみやシミのパターンや色がかなり詳しく観察することが可能なため、色素の深さや量までも推察することが可能なのです。悪性か良性かどうかを判断するために必要な材料がより多く得ることが出来るのです。しかし、ダーモスコピーを使いこなすのはかなり難関であり、まだどこの医療でも検査をおこなっているわけではないのです。